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懸賞アプリ・サイトの危険性・安全性は?詐欺の手口も公開

ネットが普及した今、ハガキで応募する懸賞に代わって、着実に人気を集めている「ネット懸賞」。

ネット懸賞は、スマホやパソコンで情報入力を行うだけで、懸賞に応募ができる手軽さが嬉しい反面で、個人情報の流出や迷惑メールの発生などといった心配がつきまといますね。

今回は、そんな不安の多いネット懸賞の危険性や懸賞アプリ・サイトを選ぶポイント、ネット懸賞でよくある詐欺手口を詳しく解説していきます。

また、危険性の低い懸賞アプリ・サイト8選のそれぞれの特徴と、危険性の低いポイントを紹介していきます。

目次

ネット懸賞とは?危険性を解説

ネット懸賞とは、スマホやパソコンを使って、ネット上に情報入力を行うだけで応募が完了する懸賞です。

ハガキ応募では、切手代、郵便局orポストまで行かなければならない手間が発生しますが、ネット懸賞は、そんな手間が一切発生しない手軽さが魅力の1つです。

ただ、ネット懸賞のデメリットとしては、名前、電話番号、メールアドレス、住所といった個人情報をネット上に入力する必要があり、アプリやサイトによっては、危険性が高いので注意が必要です。

ネット懸賞に応募することで、発生する危険性がある問題は下記のとおりです。

  • 個人情報の流出(迷惑メールの発生、郵便物が増える、不審な着信)
  • 偽の当選連絡で手数料が要求される
  • 怪しい別サイトへの誘導

もちろん、全ての懸賞アプリ・サイトが危険なわけではありません。

逆に言うと、危険な懸賞アプリ・サイトがあるのも、否定できない事実です。

危険性のない安全な懸賞アプリ・サイトを選ぶポイント

では、どんな懸賞アプリ・サイトを選べば、危険性を回避できるのでしょうか。

危険性のない安全な懸賞アプリ・サイトを選ぶポイントは、下記の4つです。

  • 運営会社の情報が明記されている
  • 利用ユーザーが多くマイナス評価が少ない
  • 個人情報の入力が細かくない
  • 個人情報の流出対策をしっかりしている

順番に詳しく解説していきます。

運営会社の情報が明記されている

まず、ネット懸賞アプリ・サイトに、運営会社の情報が明記されているかを確認しましょう。

運営会社の情報を明記しているということは、「アプリ・サイトの責任者は私です」と名乗っているのと同じ意味を持ちます。

なので、運営元を明記することは、利用者からの信頼に繋がりやすいはずですが、あえて運営会社の情報を明記していないとしたら、怪しさしかありませんね。

運営会社の情報を明記していない懸賞アプリ・サイトは、「何か問題が起こっても責任は負いませんよ」と言っているようなものなので、応募しない方が安全ですね。

利用ユーザーが多くマイナス評価が少ない

利用ユーザーが多い場合も、安全性の高い懸賞アプリ・サイトと言えますね。

また、その懸賞アプリ・サイトを利用したことで、被害を受けた利用者が多数いれば、さまざまな口コミやサイトでマイナスな評価が目立つはずです。

そのため、懸賞アプリ・サイトを利用する前に、「(懸賞アプリ・サイト名) 口コミ」といった検索で、実際の口コミや評判を確認しておくことが大切です。

個人情報の入力が細かくない

懸賞への応募には、当選した場合に必要な個人情報を、会員登録時、または応募フォームで入力しなければなりません。

懸賞アプリ・サイトで必要最低限、入力が必要な個人情報は下記のようなものです。

  • 名前
  • 生年月日
  • 電話番号
  • メールアドレス
  • 住所

また、懸賞の応募に必要なさそうな個人情報の入力を促してくる場合は、個人情報を奪いたいだけの危険なアプリ・サイトの可能性が高いので注意が必要です。

懸賞の応募に必要のない個人情報の具体例は以下のとおりです。

  • 個人収入
  • 世帯収入
  • 配偶者の有無
  • 家族構成
  • 子供の生年月日
  • 会社名
  • ローンの有無

個人情報の入力を促される場合は、まず、疑いの目を持ちましょう。

ただ、必要以上に個人情報の入力を促される懸賞アプリ・サイトだからといって、全てが危険とは言えない場合もあります。

どの懸賞アプリ・サイトも、懸賞を行うことで、メリットがあるから懸賞というキャンペーンを行っているわけです。

例えば、懸賞を行っている企業の商品・サービスのユーザー情報の詳細が獲得できれば、顧客層が精密にわかるので、今後の商品開発に役立てることが可能になります。

そのような、正当な個人情報の利用目的の場合は、アプリ・サイト内に「個人情報の取り扱い」として明記されているはずなので、確認しておくことをおすすめします。

また、運営会社が大手の場合など、別の信頼できる指標があるのであれば、それも考慮して、懸賞に応募するかしないかを決めるようにしましょう。

個人情報の流出対策をしっかりしている

懸賞アプリ・サイトが、個人情報の流出対策をしっかりしているかを、前もって確認しておくようにしましょう。

個人情報の流出対策をしっかり行っているアプリ・サイトを判断する基準は、下記の対策に取り組んでいるかが重要になってきます。

  • SSL暗号化通信を導入
  • プライバシーマークの取得
  • 個人情報の取り扱いについて明記されている

順番にどんな対策であるかを説明していきます。

SSL暗号化通信を導入

SSL暗号化通信とは、サイト内で送受信される情報を暗号化し、第三者から情報を見られないようにする対策です。

この対策が導入されているサイトでは、URLの「http」の最後の部分に「s」がついていること(https)が確認できます。

プライバシーマークの取得

プライバシーマークとは、一般財団法人日本情報経済社会推進協会(JIPDEC)が発行しているマークで、個人情報の保護が適切であると認められた企業に与えられます。

第三者の立場からも、個人情報の取り扱いが認められている企業ということなので、このマークを取得している企業の懸賞アプリ・サイトはかなり信頼できます。

個人情報の取り扱いについて明記されている

安全性の高い懸賞アプリ・サイトでは、応募の際に入力する個人情報の取り扱いについては、「プライバシーポリシー」や「利用規約」内に個人情報の利用目的などをまとめています。

懸賞に応募するということは、これらに明記されている個人情報の利用目的に同意するということなので、前もって必ず確認しておくことが大切です。

危険性のない安全な懸賞アプリ・サイト

危険性が気になるネット懸賞ですが、そんなネット懸賞の中でも、安全性の高い懸賞アプリ・サイト8選をまとめました!

順番に詳細を見ていきましょう。

フルーツメール

運営会社アイブリッジ株式会社
会員数200万人
SSL暗号化通信
プライバシーマーク
個人情報の取り扱いの明記

「フルーツメール」は、懸賞とポイ活を楽しむことができる懸賞・ポイントサイトです。

運営歴は20年を突破しており、懸賞サイトの中でもトップクラスに高い安全性が確認できます。

フルーツメールでは、懸賞の種類も豊富で、毎日1クリックで応募可能な懸賞案件もあるのが特徴です。

また、フルーツメールは、ポイ活のコンテンツ「アンケート案件」も、ポイントの高還元が期待できるので、ポイントサイトとして利用するのもおすすめです。

チャンスイット

運営会社インフォニア株式会社
会員数70万人
SSL暗号化通信
プライバシーマーク
個人情報の取り扱いの明記

「チャンスイット」は、会員数70万人を誇る懸賞応援サイトです。

懸賞サイト業界でもかなり有名な懸賞サイトで、常時500件以上の豊富な懸賞案件を抱えています。

また、ポイントサイトとして兼用することも可能で、ゲーム、アンケート、ショッピングを利用することで、ポイントが獲得できます。

獲得したポイントは、懸賞応募に利用することはもちろん、現金や他社ポイントに交換することも可能です。

個人情報保護の対策が万全なのも、嬉しいポイントですね。

ちょびリッチ

運営会社株式会社ちょびリッチ
会員数400万人
SSL暗号化通信
プライバシーマーク無(TRUSTeを取得)
個人情報の取り扱いの明記

「ちょびリッチ」は、会員数400万人を誇る有名なポイントサイトとして知られています。

メインのサービスはポイントサイトですが、ちょびリッチのコンテンツの1つとして、「ちょびリッチ懸賞」が準備されています。

当選内容は、ちょびリッチの大量ポイントや、ポイントの還元率がアップする特典が受けられるプラチナ会員が当たるといった、ちょびリッチ内で利用するものばかりですが、商品の当選ではなく、ポイントや特典の当選は、現金や他社ポイントに直接結びつくので、利用価値が高いです。

また、プライバシーマークの取得はありませんが、別の機構が発行している個人情報の取り扱いが適正であるマーク「TRUSTe」を取得しています。

懸賞ボックス

運営会社アイブリッジ株式会社
会員数非公開
SSL暗号化通信
プライバシーマーク
個人情報の取り扱いの明記

「懸賞ボックス」は、2019年にサービスを開始した比較的新しい懸賞サイトです。

懸賞サイトとして有名な「フルーツメール」を姉妹サイトに持ち、会社の運営歴や個人情報保護の対策を確認しても、かなり高い安全性が伺えます。

まだまだ新しい懸賞サイトであることもあり、懸賞案件の数は少なめですが、1クリックで応募が完了する懸賞案件もあるので、サブ的な懸賞サイトとして登録しておくと損はないですよ。

懸賞生活

運営会社合資会社ハイスコア
会員数非公開
SSL暗号化通信
プライバシーマーク
個人情報の取り扱いの明記無(現在、プライバシーポリシーにアクセスできません)

「懸賞生活」は、多種多様な懸賞案件を抱える懸賞サイトです。

現在、なぜかプライバシーポリシーにアクセスできず、個人情報の取り扱いの明記は確認できませんでしたが、運営歴は20年以上、様々な口コミやサイトでもマイナス評価がほとんど目立たないので、安全性の高い懸賞サイトとして評価します。

多くの人数の当選が期待できる懸賞案件も豊富に抱えているので、ネット上でも多くの当選者が確認できますよ。

モニプラ

運営会社アライドアーキテクツ株式会社
会員数600万人
SSL暗号化通信
プライバシーマーク
個人情報の取り扱いの明記有(会社HPに有り)

「モニプラ」は、SNSに投稿し、簡単なアンケートに回答することで、懸賞に応募できる懸賞サイトです。

プライバシーマークの取得は無いものの、会員数は600万人を抱えており、運営会社は上場しているような規模の大きい会社なので、安全性の高さが伺えます。

また、応募できる懸賞案件数は常時少ないものの、食品や日用品といった日常的に使えるものの懸賞案件が準備されているので、主婦の方に人気の懸賞サイトです。

懸賞なび

運営会社株式会社白夜書房
会員数非公開
SSL暗号化通信
プライバシーマーク
個人情報の取り扱いの明記

「懸賞なび」は、スマホ版(無料版・有料版)、雑誌版の懸賞案件が準備されています。

スマホ版は、無料登録だと、応募できる懸賞案件数が少ないですが、有料登録(月額220円)すると、毎月100件以上の懸賞案件に応募することが可能になります。

有料会員になると、当選のライバルが一気に減るので、当たる確率の上昇が期待できますよ。

また、ネット上でも、懸賞なびを利用したことによる被害報告などは見られず、安全性の高さが確認できます。

ナンプレde懸賞

運営会社オーテ株式会社
会員数非公開(10万件以上の評価有り)
SSL暗号化通信無(アプリの為)
プライバシーマーク
個人情報の取り扱いの明記

「ナンプレde懸賞」は、ゲームアプリとしても人気なナンプレを楽しみながら、懸賞に応募できる懸賞アプリです。

運営会社は小規模ですが、親会社が上場している会社なので、安全性は高いと言えますね。

また、当選するまでは、個人情報を入力する必要が一切ないのも、嬉しいポイントです。

ナンプレde懸賞は、ナンプレが好きな方、ゲームを楽しみながら懸賞に取り組みたい方におすすめの懸賞アプリです。

【懸賞アプリ・サイトの危険性】詐欺の手口を公開

残念ながら、悪質な懸賞アプリ・サイトは存在します。

詐欺には騙されないと思っていても、こういった悪質な業者は、詐欺のプロなので、信頼させる言葉を巧妙に扱ってきます。

また、詐欺には騙されないと思い込んでいる方ほど、詐欺に引っかかりやすいのも事実です。

懸賞アプリ・サイトを利用する前に、まずは、どのような詐欺の手口があるのかを知っておきましょう。

よくある懸賞アプリ・サイトでの詐欺の手口は下記のようなものです。

  • 「当選した」と言う嘘で商品発送のための手数料を要求
  • 突然商品が送られて手数料・送料を要求
  • SNSやメールでの勧誘
  • 公式サイトのロゴを使って偽懸賞サイトへ誘導

では、詐欺の手口を詳しく確認していきましょう。

「当選した」と言う嘘で商品発送のための手数料を要求

懸賞でよくある詐欺の手口が、嘘の「商品が当選した」という連絡です。

もちろん、架空の商品なので、送料を支払っても商品が届くことはありません。

懸賞は、応募しても簡単に当選するものではないので、応募した懸賞の件数が多い方ほど、当選するのが待ち遠しくなっていることでしょう。

詐欺のプロは、この油断しやすい応募者の心境を狙って、嘘の当選の連絡を送っています。

例えば、大型家電(テレビなど)の当選連絡が来た場合、「そんな懸賞に応募したっけ?」と、身に覚えのない当選に戸惑いながらも、いくつもの懸賞に応募している方なら、忘れている可能性も考えるので、ガッツリ疑わない場合があります。

さらに、大型家電の送料や手数料は高額なので、1万円以上の送料や手数料が要求されたとしても、仕方がないと思い込んでしまい、流されるがままに支払いを済ませてしまう可能性が高いです。

正当な懸賞アプリ・サイトは当選した商品の送料や手数料を要求してくることは、まずあり得ないので、送料や手数料を要求する懸賞の当選連絡は、無視しましょう。

突然商品が送られて手数料・送料を要求

これもよくある詐欺なので、注意が必要です。

突然、身に覚えのない商品と当選連絡が同じタイミングで届き、疑いを持ちにくくなってしまうのが、この詐欺の手口です。

懸賞に応募したことがある方なら、「いつかの応募した懸賞が当選したのだろう」と思い込みやすく、その商品の対価以上の手数料・送料を支払ってしまうことで、この詐欺が成立してしまいます。

もし、このような不審な商品を受け取ってしまった場合は、必ず消費者センターや警察に相談することで解決に繋がる可能性があるので、諦めないでくださいね。

SNSやメールでの勧誘

10年前くらいに流行ったチェーンメールに似た詐欺の手口です。

内容は、SNSなどで、「△△さんをフォローするだけで、○○円当たったよ!嬉しすぎます!皆も△△さんのキャンペーンに参加した方がいいよ!」といった、友人の投稿を見ることによって、本当に当選すると信じて込んでしまい、自身もその偽物のキャンペーンに参加してしまうという手口です。

実際は、詐欺の首謀者が、その友人に「○○円当たった時の実際の感想と、(首謀者の)アカウントの投稿を完了すると、○○円お渡しします」と、事前に要求しているという背景があります。

友人が当選したと勘違いしたSNS上のフレンド達は、さらに騙されて、同じような内容の投稿が一気に拡散してしまいます。

首謀者の要求を達成した方には、最終的に「条件クリアおめでとうございます。○○円を振り込むために、個人情報を教えてください」と求められて、流されるがままに個人情報を入力してしまい、その個人情報を不正に利用される被害が発生します。

このような、SNS上のキャンペーンの中には、実際に、その金額が振り込まれる場合もあるようですが、ほとんどが偽物なので、安全を取るのであれば参加しないことをおすすめします。

公式サイトのロゴを使って偽懸賞サイトへ誘導

この詐欺は、有名企業の公式サイトのロゴを使って、偽懸賞サイトへ誘導し、その有名企業の会員情報や個人情報を入力させる手口です。

この手口は、かなり気づきにくいのが特徴で、多くの方が被害にあっています。

この詐欺を回避するには、公式サイトのロゴが確認できる懸賞案件であっても、まずは、有名企業の公式サイトで、キャンペーンの実施の告知がされているかを確認することです。

入力する会員情報によっては、クレジットカード情報などを盗まれることで、一気に大金が使われてしまう可能性もあるので、特に注意が必要です。

まとめ

本記事では、ネット懸賞の危険性や懸賞アプリ・サイトを選ぶポイント、ネット懸賞でよくある詐欺手口、安全な懸賞アプリ・サイトを紹介しました。

ネット懸賞に応募するということは、ネット上に個人情報を入力する必要が出てくるので、少なからず、危険性は伴います。

利用を検討している懸賞アプリ・サイトの安全性を様々な角度から確認し、最終的には自身の判断で応募することが大切です。

また、ネットやSNSが発展するほど、懸賞という甘い蜜を使った新しい詐欺の手口は、今後もさらに増えていくことが予想されます。

特に、「当選しました」という言葉には、まず疑いの目を持つことを忘れずに、懸賞アプリ・サイトの本当の当選を楽しみましょう。

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